NANZUKAが新たなギャラリー「NANZUKA」を渋谷にオープン
こけら落としは田名網敬一による「DO NOT BOMB」展
数々のアートギャラリーや企画展を手がけるNANZUKAが、渋谷に新たなギャラリー、その名も「NANZUKA」をオープンする。

これまで神宮前の基地「NANZUKA UNDERGROUND」をはじめ、中目黒の鮨店とコラボレーションした「鮨さいとう はなれ NANZUKA」、バー営業を行う渋谷の「NANZUKA TAKEN」、パブリックアートを展示する「NANZUKA PUBLIC」、そして上海にミュージアム形式の「NANZUKA ART INSTITUTE」をオープンするなど、既存のギャラリーの概念を覆す展開や展示を行なってきたが、実はNANZUKAの発祥は渋谷の地にあり、今回のオープンで改めて原点である渋谷エリアにも凱旋する形となった。
場所は「NANZUKA TAKEN」と「NANZUKA PUBLIC」のある渋谷の商業施設「渋谷アクシュ」の3F。今回そのこけら落としとして選ばれたのが、同ギャラリー所属で惜しくも2024年に逝去した田名網敬一氏による個展「DO NOT BOMB」。

2024 年、国立新美術館で開催された回顧展の準備期間中、田名網氏は「DO NOT BOMB」と題した新作を制作。この作品は1960 年代後半にベトナム反戦をテーマとして発表した「NO MORE WAR」シリーズの精神を現代へと接続したもので、幼少時に第二次世界大戦を経験したことに基づく田名網氏の創作活動のひとつの側面を象徴している。

本展では、この「DO NOT BOMB」を中心に、未発表の新作ペインティングをはじめ、1960〜70 年代に制作されたシルクスクリーン、コラージュ、ペインティング、アニメーション作品、さらに 17 世紀の解剖学者フレデリック・ライシュの『Thesaurus Anatomicus』に着想を得て描かれた絵画「臓器の劇場」(1987)、生命の営みを象徴的に表した木彫による箱庭作品シリーズ、コロナ禍以降に取り組んだ「ピカソの悦楽」シリーズ(2020-2024)、そして近年の立体・映像作品まで、多彩な作品群が展示される。
世界各地で紛争・戦争が勃発し、日本においても戦争にまつわるさまざまな議論が活発化する中、田名網氏が遺した「DO NOT BOMB」展は、視覚的な驚きと共に、忘れてはならない大切な視座を与えてくれそうだ。





©Keiichi Tanaami
Courtesy of NANZUKA
[INFORMATION]
田名網敬一|Keiichi Tanaami
「DO NOT BOMB」
会期 : 2026 年 9 月 12 日(土) – 10 月 17 日(土)
会場 : NANZUKA 東京都渋谷区渋谷 2-17-1 渋谷アクシュ 3F
月曜日 – 土曜日 11:00-19:00 *日曜休業
[CONTACT]
NANZUKA
www.nanzuka.com
info@nanzuka.com
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