[インラインの逸品]
MONOLITH(モノリス)のバックパック PRO M
シンプルなデザイン、タフさ利便性も追求したクリエイティブワーカー向けモデル
装飾のない美しさにこだわった日本のバッグブランド
2020年にデビューした日本のバッグブランド MONOLITH(モノリス)。
モノリスは地質学上で言えば「大きな一枚岩」のようなものを指すが、公式な説明はないものの、おそらくスタンリー・キューブリックによる映画『2001年宇宙の旅』に印象的に登場した謎の石柱がインスピレーションになっているはずだ。どこか謎めいていて、力強い。そういう点ではこのバッグブランドのデザイン哲学を見事に表している気がする。
MONOLITHの黒を主体に単色にこだわったカラーは無機質だが、装飾のない美しさの方が勝り、「バッグに余分なロゴやデザインは要らない」と潜在的に考えていた人たちを一気に引き寄せた経緯がある。
ラインナップはバックパックを中心に、トートバッグや小ぶりのバッグも登場しているが、特にバックパックはサイズもS、M、Lと豊富に揃い、なおかつ用途に分けて「STANDARD」、「OFFICE」、「PRO」という3つのカテゴリーまで用意されている。
堅牢で美しい、機能美バッグ
今回紹介するのは、そのバックパックシリーズの中の”バックパック PRO M“というハイスペックモデル。”バックパック STANDARD“をベースに各機能性を拡張させた、一見するとオーバースペックにも感じられる様々な機能が詰め込まれており、背面に配置したラップトップのダイレクトアクセス構造やマグネットポケット、スマートフォンへのクイックアクセス機能など、モバイル機器への親和性の高いデザインと機能が特徴となっている。
こうしたプロダクトの場合、機能を詰め込みすぎでごちゃごちゃとしたデザインになりがちだが、あくまでも“モノリス”然として、見た目にもシンプルなところにこのブランドのこだわりを感じる。
表地は摩耗・引き裂きに強いCODURA FABRICの耐久性に加え、糸の中空化により軽量化を実現したCODURA BALLISTIC AIR の840×1680D (デニール) ナイロンを採用。そこにポリカーボネートコーティングを施して、従来のPUコーティングに比べ 剥離への耐久性と防水性を強化している。
裏地には再生廃棄物資源から作られたECO FABRICの420デニールナイロンを使用しており、通常のYKK RCファスナー(摩耗耐久性を求められる鞄用のファスナー)の倍以上に強化されたRCWファスナー WATER-Rを使用するなど、随所で堅牢さを誇っている。
他にもさまざまな箇所に利便性を追求したディティールが施されているので、特にPCを持ち運ぶことの多いクリエイティブワーカーにとっては、頼もしい味方になってくれるだろう。
[INFORMATION]
MONOLITH (モノリス)
BACKPACK PRO M
¥56,100
https://www.monolithpack.com/shop/g/gM-PR-1034-21-010
[CONTACT]
MONOLITH AOYAMA
TEL:03-6805-0638
https://www.monolithpack.com/
“インラインの逸品”とは?
コラボや別注商品はすぐ売り切れてしまうし、あくまで各ブランドの主軸は“インライン”と呼ばれる通常のコレクションアイテム。この定期ポスト企画では、各ブランドでシリーズ化しているラインやプロダクトに改めてフォーカス。情報が氾濫する時代に、「間違いないモノ」を探している人のためのリサーチノート。
”モノリス”が登場するスタンリー・キューブリックによる名作『2001年宇宙の旅』はPrime Videoでチェック。↓
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