[インラインの逸品]
DIE DREI BERGE (ディ ドライベーグ)のダービーシューズ
日本でも注目度急上昇中のラムダン・トゥアミ氏が手がけるブランド
「WORDS, SOUNDS, COLORS & SHAPES」でも取り扱い
DIE DREI BERGE (ディ ドライベーグ)は、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)の創業者として知られ、これまでにさまざまな事業を手がけてきたラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)氏によるブランド。
2025年5月には、東京・中目黒に自身のコンセプトショップ「WORDS, SOUNDS, COLORS & SHAPES」をオープンしており、日本でも改めて注目が高まっているが、このショップでも取り扱われている最上級カジュアルウェアブランドがDIE DREI BERGEだ。
このブランドでは、素材も製造技術もこだわり抜いた日本製のウェアやシューズ、ヨーロッパの老舗工房が手がけたアクセサリーなどを展開しており、ラムダン氏が経営するスイス・ミューレン村の宿泊施設 HOTEL DREI BERGE(ホテル・ドライベーグ)のためにデザインされたテーブルウェアなどのアイテムもこのブランドが手がけている。
クラシックなダービーシューズの形と登山靴のデザインを融合
今回紹介するのは、そのDIE DREI BERGE によるレザーシューズ。クラシックなダービーシューズの形と登山靴のデザインを融合させた、ありそうでなかったレザーシューズだが、その作りも非常にこだわっている。
山形県にある創業82年の老舗靴工場で、グッドイヤー製法と最先端のレーザー加工技術を駆使して仕上げたこの革靴は、アッパーのデザインのユニークさもさることながら、その靴底を見ると、化粧釘をはじめとするクラシックなディテールに加え、レザーとラバーでラグソールが表現されており、その遊び心から生まれた美しさに目を奪われる。
靴底の先にはつま先を保護・補強するためのトライアンフスチールも採用されており、この靴がほんの数年履くものではなく、長い時間をかけて履き続けられるように作られていることが伝わってくる。
商品名にも含まれている“ナポレオン・ガイヤール”は、フランスの伝説的靴職人で、その人物へのオマージュにもなっているという。シューズブランドではないにもかかわらず、この徹底した作り。ラムダン・トゥアミ氏が只者ではないことを、このシューズが雄弁に語っている。
[INFORMATION]
DIE DREI BERGE
Napoléon Gaillard Leather Derbies
¥214,500
[CONTACT]
WORDS, SOUNDS, COLORS & SHAPES
東京都目黒区青葉台2-16-7
TEL:03-6455-1847
https://wscs.jp/
@wordssoundscolorsandshapes_jp
“インラインの逸品”とは?
コラボや別注商品はすぐ売り切れてしまうし、あくまで各ブランドの主軸は“インライン”と呼ばれる通常のコレクションアイテム。この定期ポスト企画では、各ブランドでシリーズ化しているラインやプロダクトに改めてフォーカス。情報が氾濫する時代に、「間違いないモノ」を探している人のためのリサーチノート。
ラムダン・トゥアミ氏が創業したことで知られるOFFICINE UNIVERSELLE BULYの「ハンド&フットクリーム」も銘品のひとつ。
Amazonのアソシエイトとして[highvision magazine]は適格販売により収入を得ています
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